皆さん、こんにちは。スターティア株式会社が発行する、「商いメルマガ」ゴーズパーティ担当の星野です。
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<vol.47の要点>
株式会社アクロス 代表取締役 原田 健一 様インタビュー
※当メールマガジンは特色ある企業経営者にインタビューを行いビジネス成功の秘訣や、日々の仕事に役立てる情報などを紹介するメールマガジンです。
 売込み中心のメルマガが多い中、実際に役立つ情報をしっかりお届けしたいと考えております。是非、最後までお付き合い頂ければと存じます。

数年で日本全国に154店舗(2007年8月現在)ものインターネットカフェ「コミックバスター」を展開し、業界第2位まで成長した株式会社アクロス。
 今回はその多くの店舗オーナー様を見てきた代表取締役の原田 健一様が語る、成功する人の特徴と同じお店は一つもないと言われるインターネットカフェ「コミックバスター」についてお話をうかがいました。

【後編】「人の為に尽くす」

■突き詰める人が成功する

星野:御社では、現在154店舗ものフランチャイズ展開をされていらっしゃるとのことですが、百数十人もの店舗オーナー様を見てきて、成功する人というのはどういった傾向があるのか教えていただけますでしょうか。

原田社長(以下原田):一概に言うのはなかなか難しいですが、強いて言えば突き詰める人ですかね。
 どうしてだめなのか、なんでだめなのか、どうすれば良いのかと自分自身に対しても相手に対しても突き詰める人が成功する確率が高いと思います。 例えば営業ですと、「これ以上値引きできません。」と言われたときに、どうしてできないのか、代替の物ではできないのかと、ひとつひとつ細かいところまで理詰めで来る人は成功する傾向があると思います。
  そして着手する前にありとあらゆる可能性を検討し、その上でやると決めたならば、成功するまでとことんやるよというスタンスを持った人ですね。 そういう人は仮に始めうまくいかなくても、成功すると確信してやったんだから、何か問題のある部分があるはずだと考えるんです。
  問題は人なのか、タイミングなのか、物そのものなのかどこかにあるだろうと考えて成功するまでやってみる、それまでは「絶対に次に行かないぞ」という人たち。
 言い方は悪いですが、あきらめの悪い人ですね(笑)
 逆に物事を突き詰めず、ダメだったけど次はがんばろうよと、次へ次へと渡っていく人はなかなか結果がでないと思います。

星野:失敗しても次に向かえるのはプラス思考だと思うのですが、プラス思考では、難しいということでしょうか。

原田:私は徹底的にマイナス思考でないと物事はなかなか進まないと思っています。とことんマイナスの可能性を考えて、それでもいけると判断し、取り組んだからには絶対成功させるという決心、何が何でもやるというポジティブな意識。そういったプラス思考は必要だと思います。

■人は人の為に願った願望なら達成できる

星野:よく物事は強く願ったら実現するという言葉を聞きますが、それについてはどう思われますか?

原田:私個人としては、それは一部の天才たちに許されたものだと思います。なかなか普通の人では強く願うだけでは難しいと思います。
 ただ一つだけ普通の人が願望を実現する方法があります。
 それは、「人は人の為に願った願望なら達成できる」ということです。 私自身、本の卸売り業の会社で働いていたときは、恩人である社長のために頑張っていました。
 「社長に喜んでもらいたい。」それが力になったのです。
 あなただって、これまでの人生を振り返ると家族や恋人のためにこれをやろうと決めたことは絶対達成していると思いますよ。 しかし自分のために願ったことは50分の一も達成できていないと思いませんか?

星野:確かにその通りの気がします。それはなぜでしょうか?

原田:わかりません。ただ人は人の本能として、「人の為に尽くす」という使命のようなものを生まれて持ってきたんじゃないかと思います。
 神様は人が自分の為に頑張るのではなく人の為に頑張るなら、一番エネルギーがでるように創っているのでしょう。
 世の中には非常に輝かしい人たちがたくさんいますが、そういった人たちは恐らく心の底から、人のため社会のために自分は生まれてきたのだと、思っているのではないでしょうか。使命感と言いますか。
 この考えを応用すれば、どんな人もあるところまでは大義名分をかかげることで成功できると思います。
  しかし気をつけなくはいけないのは、その後です。
  人はある一定点の達成感を得たときに、本当にその人の質が問われるのだと思います。達成感を得た時に個人の本性が出てしまうのでしょう。 そこで成功に甘んじてしまうのか、それとも更に努力を続けられるかが、成功し続けられる人かどうかの分かれ目じゃないですかね。
  恐らく経営者の方であれば、だいたい皆さん人ために頑張っているのではないでしょうか。
  私個人は、コミックバスターに来て下さっているお客様、コミックバスターの加盟店の方のために私を含め私どもは存在していると考えています。 われわれ本部は加盟店を成功に導くというのが仕事ですが、これはまさに人のためにやってあげる仕事なんですよ。加盟店を成功に導くという仕事が。ここにどれだけ本気になれるということが、今後のコミックバスターの成否を握っていると思います。

■同じ店舗は全国どこにもありません。

星野:御社では加盟店の成功のためにどのようなことに気をつけているのでしょうか。

原田: まず当社は加盟店のオーナー様に自分のお店に愛着を持ってもらうようにしています。
  現在、日本全国に154店舗の「コミックバスター」がありますが、どれひとつとして同じ店がないんです。ひとつひとつ違う作りになっているんですね。
  これは、お店を直接運営していくのは本部ではなくオーナー様ですから、オーナー様の意見を尊重し、オーナー様の気持ちをその店に込めて欲しいという思いでやっています。 そして我々はオーナー様を一生懸命サポートし、一緒に成功していきましょうという立ち位置でやっています。

星野:一店舗ごとに違うお店を出すという点は、統一感を持たせブランドイメージを構築するという部分では逆に弱みになりませんか。

原田:確かにそういった点では、他社の方が上回っている部分もあると思います。 しかし、一店舗ごとに違うお店を作ることによって、周辺地域のお客様との関係を深くできるという強みがあります。
  画一的なチェーン店とは違い、地域に合わせた店舗であるため、店員さんや店長さんとも仲良くなりやすいですよね。 特にインターネットカフェというのは、基本的にお客様が一人で来店しますから、通常では気にならないようなちょっとした接客態度も、ものすごく気にされる場合もあるんです。
  だからこそ、良い接客が受けられ、お店の人と仲良くできれば、お客様も大変喜んでもらえると思うんですよね。
 そのためオーナー様の意思を尊重し特色ある店舗をひとつひとつ作っていく形は、インターネットカフェという業種、業態では合っていると思っています。
 現に加盟店開拓に力を入れてからは当社の売上が増加いたしました。もちろん業界の市場成長に乗ったという点もありますが、加盟店開拓に力を入れ始めた平成17年5月末の売上は8億6千万円だった売上が、2年後の平成19年の5月末には売上26億円にまで成長いたしました。
 一店一店違う作りのお店にすることもあり年間50店舗までしか出店は難しいのですが、今後は400店舗まで出店をしていきたいと考えています。

コミックバスター店内
          「コミックバスター向ヶ丘店 店内」

■動画投稿サイト「バスターTV」

星野:他にはどのようなことに取り組んでいらっしゃるのでしょうか。

原田:コミックバスターというブランドをより高めるためにバスターTVという動画コンテンツ投稿サイトを7月からプレリリースしました。
 これはユーチューブの様な動画コンテンツ投稿サイトで、インディーズバンド、お笑い、日常のワンシーン、衝撃の映像、面白映像など、自分が撮ったありとあらゆるユニークな映像を自由に投稿・閲覧することができます。
 動画の掲載に関しては、ユーチューブと違い動画コンテンツが著作権に触れていないかなどを一度当社でチェックしてから配信しています。
 今後は、特別なコンテンツに関してだけはコミックバスター店内からしか見えないようにしたり、コンピュータグラフィックを作っている方々の動画やインディーズバンドの動画を集めて、動画の評価をし合えるような仕組みだとかを作りたいですね。
  こうして、動画作品を見るために多くの方がお店に集まってくれるようになったらいいじゃないですか。
  そしてこの「バスターTV」を活用しコミックバスターのロイヤリティを高め、加盟店の方の力になっていければと思っています。
バスターTV
          「動画投稿サイト バスターTV」

■大阪在住のオーナーが東京のお店を運営できる

星野:他にコミックバスター独自の仕組みはございますか。

原田:はい。遠隔からリアルタイムにオーナー様が自分の店舗の様子を確認できるシステムを提供しています。
 パソコンのモニターを利用して、カウンターの風景やブースの状況も自宅にいながら確認できます。音量を大きくすれば、店員の話し声さえ分かります。
 また自分のお店の来客状況についても確認が可能です。モニター上のお店の見取り図で、席が黄色くなっていたらお客さんが入っている状態、水色なら清掃準備中、黒は空室と、一目瞭然にわかるわけです。 他にも来客数がどの程度だった、お客様の男女比、年齢層、時間帯別の売上も細かく確認することができたり、自分の店舗は他の店舗と比べてどうなのかといった比較も行えたりします。
 もちろん売上もリアルタイムにパソコンのモニター上で知ることができますから、お店に電話して「売上をFAXで送ってください。」といった手間もなくなるわけです。
 集計はレジでスキャンを行ったときに行っていますので、本当にリアルタイムのシステムです。
 このシステムが革新的なのは、大阪在住のオーナーが東京のお店を運営することだって可能だということです。 今まではどうしても自宅に近い場所でしか、店舗の運営は難しい部分もありましたが、このシステムであれば、そうした壁もすべて解消できるようになるのです。
  ここまでのシステムを自社で作ってオーナー様に提供しているのは、数あるインターネットカフェでも当社だけだと思いますね。

星野:御社の今後の展望について教えてください。

原田:先ほども申しましたように毎年50店舗を出店し、400店舗まで伸ばしていきたいと考えています。
  今インターネットカフェは全国に2600店程度あると言われているのですが、私は最終的に4000店舗程度まで市場が伸びると考えています。
 そのうち10%のシェアを確保したいと考えておりますので、400店舗をひとつの目標として考えています。
 今、当社の出店状況は関西では圧倒的にNO.1ですが、全国的にはまだ2位です。
 そのため、我々と一緒にこの「コミックバスター」を業界No.1までもっていきたい!という、やる気あるフランチャイズオーナー様に一人でも多く集まって頂きたいと思っております。
 そして今後は関東でもオーナー様を募り、積極的に店舗展開を行い、いち早く全国でNo.1のインターネットカフェにしていきたいと考えております。

星野:本日はありがとうございました。

原田 健一(ハラダ ケンイチ)
株式会社アクロス 代表取締役社長
・設立 1995年6月
・資本金 1億8千万円
・売上 26億円(平成19年)
・提供サービス
 複合アミューズメントカフェ「コミックバスター」のフランチャイズ
・企業HP http://www.v-buster.co.jp/
・動画投稿サイト バスターTV http://www.bustertv.com/

【略歴】
・1982年 レンタルビデオショップ運営で独立。
・1995年 株式会社アクロス設立
・2000年 インターネットカフェ「コミックバスター」のフランチャイズ展開を本格化
 2007年8月現在で154店舗を展開。数年で業界2位まで押し上げる。



今回のメルマガでは、「人は人のための願望なら達成できる。」という部分を特に伝えたいと思って書きました。
 確かに私自身、自分を振り返ってみても、自分のために通った英語教室、就職のために購入した資格の本、体力をつけたいと思って始めたマラソンと、自分の願望のために色々と挑戦しましたが結局何一つ続かず、また叶いませんでした。(公表するのは少し恥ずかしいですが…)
 しかし、先生に誉められたかったからテスト勉強を頑張った、後輩の代わりにお客様先に謝りに行ったなど、普段おっくうになることも「人のため」の目的であれば、その都度達成してきた様な気がします。
 またこの部分は原田様の人柄や経営姿勢が一番よく出ている部分ではないでしょうか。
 内向きだった少年が、二人の人生の恩人によって人に感謝される喜びを知り、「喜んでもらいたい。」と人のために尽くし、そしてインターネットカフェ業界で2位になるまで突き進んだ。
  まさに原田社長自らが「人は人のための願望なら達成できる。」という理論を体現されていると思います。
 この考えをこれから店舗オーナーになられる方へもどんどんと広め、コミックバスターがいち早く業界No.1になられることを期待しております。
 お忙しい中、インタビューに応じて頂きありがとうございました。

(星野)


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