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【前編】
星野:大木様の経歴を簡単に教えていただけますか?
大木社長(以下大木):はい。高校生のときはネットオークションで電化製品等の販売を行っていました。
そして2001年に高校を卒業後、パソコンに関連したビジネスをやるという決意のもと大分から東京に上京したんです。
個人事業主としてパソコンケースを作る会社を立ち上げたのですが3ヶ月程度で廃業してしまいまして、その後ビジネスホテルの運営行っている会社のグループ企業に就職。
そこで、3年間勤務、2004年3月に今の会社の前身であるグローバル・フレックス・プランニング(現 バリュープレス)を立ち上げました。
そして現在に至ります。
星野:就職された経験もなくいきなり起業するという発想はどこから生まれたのでしょうか?
大木:そのころネットなどで起業された方のモデルケースを見ていまして、自分でもやれるのではないかと思い、就職せずに起業しました。
今思うとすごい甘い考えですよね。
そしてその後現実を知ることに(笑)。
当時は領収書の書き方や請求書の出し方、入金に関してなど、経理的な知識はもちろん、名刺交換の仕方すら知りませんでした。
ですので当然資金繰りが上手くいかず、そのまま会社ゴッコはピリオドですね。
実はその時に借りていたオフィスの管理をしていたのが、後に就職するビジネスホテルのグループ会社だったんです。
「家賃が払えなくなってしまったので出ます」と言ったら、「うちで働かないか」という話になり就職。最初は営業として入りましたが、その後、もともとパソコンが好きだったこともありシステム関連の仕事を担当させていただきました。
2003年にはビジネスホテル本体のプロジェクトに出向という形で参加して、その3年間、レンタルオフィス事業を成功させるために、色々な企画を作ってマスコミに発信していました。そこでプレスリリースを知りました。
当時、レンタルオフィスのスペースを埋めるというのが私の仕事でしたので、その時は毎回FAXでマスコミにリリースを送っていたのですが、なかなか効果がでなかったんです。その経験があり、FAXではなく別の方法を模索しまして、最終的には自分たちで今のバリュープレスの元になるプレスリリース配信システムを作って使っていたんです。
その後、起業するにあたって、これまで社内システムとして使用していたバリュープレスのシステムを現在の形に直して実際に料金をいただいてサービスを開始したところ、想像を上回る反響で、プレスリリースのニーズに気づいたんです。そして当時レンタルオフィスの事業を任されていた現当社の役員小林と共に起業しました。
星野:御社のサービスといえばサイト上からリリース文を多くの媒体に配信できることだと思いますが、10媒体までなら無料というのは魅力ですよね。
大木: そうですね。無料のサービスの目論見としては配信先が10媒体と限られておりますので、まずは当社のサービスやシステムをご理解いただくという意味で行っています。ただそれだけでは広がりがもてませんので、次のステップアップとして900媒体以上に配信できるエコノミーコースや原稿作成と配信ができるプレミアムコースへと移行して頂ければと考えています。また動画によるリリースの配信など、他社様にはまだないネットPRの様々な方法を模索しています。
星野:サイトの中には本当に様々な機能やコンテンツが組み込まれていますね。
大木:
当社はもともとはバリュープレスだけではなく他にも様々なサービスを行っていました。例えば、WEBで迷い猫を探すサービスやペットの里親探しのサイトですとか、数を打てば当たるだろうという作戦ですね(笑)。恐らく100 サイトはそういったサイトを作ったと思います。でも実際に売上が発生するモデルになったのは、そのうち3サイトぐらいでしたね。
実は当時は1ヶ月に4つのサービスを立ち上げなくてはいけないというルールがあったんです。
毎週一回、社員でミーティングを行い各自が持ち寄ったアイデアをビジネスモデル化していくんです。提案者がリーダーになって、サイトの運営や仕組みをすべて考えてそれを形にしていくというもので、それが100サイトも作った流れです。
当然、詰めの甘いものに関しては制作の段階で止まってしまったり、完成してもお金にならなかったりして、その中でバリュープレスも洗練されてきましたね。
星野:新しいアイデアは社内で入念に精査してから形にしていくというのが一般的な流れかと思いますが、なぜまず形にするのでしょうか。
大木:打ち合わせの段階ではアイデアに対してダメ出しはしないんですよ。まずは形にしてみようと。
そしてやってみてうまくいかないようであれば、提案者自身も甘かったなぁと気づきますね。
自分が作ったアイデアというのは熱意がありますのでどうしても良く考えてしまうんですよ。絶対売れるぞと。
それが客観的に評価されることで、ユーザー側の意識というのを養えると思うんです。
これはやる気やアイデアがある社員にとって、すごくいい環境だったと思います。
2005年はサービスをたくさん作るという時期だったのですが、2006年にサイトの整理を始めてバリュープレス1本に注力することにして、社名もグローバルフレックスプランニングからバリュープレスに変更しました。
バリュープレスの名前の由来は私の好きなレンタルサーバのサービスなんですが、非常に使い勝手が良くて料金も非常に安い。消費者にとって最高の組み合わせですよね。
星野:御社といえば特徴的な社内管理システムもひとつの注目点かと思うのですが、そのことについておうかがいいたします。
遅刻をした社員は全身タイツを着るというお話をうかがったのですが。
大木: はい。今は行っていませんが、発案のきっかけは何度言っても遅刻が全然減らない社員がいまして、給料や査定を下げるというのではなく、本人が嫌がって自発的に遅刻をしないようになる仕組みを作ろうと考えたのがきっかけです。
これは取材がたくさんきましたね。
取材を積極的にお受けしたのは、この社内システムをきっかけにバリュープレスという会社がどういった企業なのか知ってもらいたいという意図もありました。
まずは興味を持ってもらうということですよね。会社を知って頂く方法として、あえてメディア受けを狙った企画を考えることもあります。
大手企業の中には社内の取り組みをプレスリリースとまではいかなくても、お知らせという形で外部に公開している広報担当者さんもいらっしゃるんですよ。
それが面白い取り組みだということで、記者の方に関心を持ってもらって取材されるというケースもあります。
面白い取り組みを行っている企業というのは実はたくさんあると思うのですが、それをリリースしようという意識はまだあまりないみたいですね。
外に出して困らないネタはどんどん出していってもらっていいと思います。
社内の取り組みや業務提携、サービスの機能拡張などでも良いと思います。
その時に新商品が掲載されなくても、何かの特集に載ったりだとかすることもありますし。
とにかくリリースを定期的に出して、会社を知ってもらうというのが一番大事だと思います。リリースは多くのブロガーも見ていますのでブログに書かれることでSEO対策にもなりますしね。
星野:お話の途中ですが、今週はここまでの紹介とさせて頂きます。
来週はバリュープレス様の社内管理システムについて掲載いたします。
来週もお楽しみに。
大木 佑輔(オオキ ユウスケ) 株式会社バリュープレス 代表取締役社長
詳しくはHP→http://www.value-press.com/
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